最近、価値観について考えています。
私が子どもの頃は、インターネットもなかったし、
うちはテレビも3チャンネル(四国放送・NHK・NHK教育)しか見れなかったし、
習い事もそんなに多くの種類があったわけではないので、
親や学校の先生のいうことに、なるほど、と思いましたし、
学校や親の言うことは、絶対だ、正しい、と思っていました。
今の子どもたちの様子を見ていると、
毎日のように習い事、スポーツ、塾、
宿題が終わったら、ゲーム、動画、という感じでしょうか。
親もこの世代は仕事が一番充実し、忙しい時期です。
親と子がゆっくりと話す時間って、ありますか?
親が大切だと考えていることを、子どもに伝えられていますか?
ひとりの生徒が言った言葉で、
ずっと心に残っている言葉があります。
おかあさんは、ずーっと同じ職場で、同じ生活やけん、ずっと変わらんのんよ。
でも私は、学校行ったり、習い事行ったり、塾にいったり、ネット見たり、
いろんな大人に会って、いろんな話をして、
どんどん変わっていっきょるし、成長していっきょるんよ!
その古い考えを、私に押しつけてこないでほしい!
親だから。他人さんは教えてくれん。
親しか教えてやれないでしょ。
こうしなさい。
あなたのためを思って言ってるんよ!
将来、あなたが困らないように。
親のあふれんばかりの愛情が、
子どもをおさえつけていることもあるのです。
子どもは逃げるか、反抗するか、嫌々ながらも従うか・・・。
家族とはいえ、それぞれが別の人生を歩んでいます。
家を出たら、それぞれが違う経験をし、
それぞれが違う感じ方をし、
それぞれが違う考えを持つ。
面白いと思うものも違うし、関心を持つことも違う。
家族だからといって、同じ方向を向いているわけじゃないのです。
だからこそ、当たり前の
「聞く」「話す」「対立を解く」ということに
着目してもいいんじゃないかな、と思います。
聞いているようで、聞いてないこと、多し。
言えているようで、伝わってないこと、多しです。
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