とらおくんです。6ヶ月になりました。
今、引き戸の開け方を研究中です。
ちょっとだけ手助けします。↑のように。
そしたら、猫でも考えるんです。
手の入れ方、顔の入れ方、手の動かし方、爪の使い方。
もちろん、勝手に開けられたら困るのであれば、
にゃーと鳴けば開けてくれる、というように学習すればいいのです。
私はめんどくさがりなので、勝手に開けていってほしい。
(そして、戸を閉めてくれたらサイコー!なんですが 笑)
この時、戸を開けるのが大変そうで、
「はいはい、私が開けちゃるわ!」と私が戸を開けていたら、
とらおくんは、いつまでたっても自分で戸を開けられないでしょう。
だんだん、私も面倒になってきて
「オマエは、私がいちいち開けてやらんかったらできんのかい!」と、とらおくんに罵声を浴びせるようになったら・・・。
親の気分で、機嫌よく開けてあげるときもあれば、
怒りながら開けてやる、または無視する。
そうなると、果たしてとらおくんは、戸の開け方を学ぶでしょうか。
とらおくんは、どんな気持ちになるんでしょうね。
戸を開けるのをあきらめちゃうかもしれませんね。
これ、「戸を開ける」を「宿題をする」「勉強する」に置き換えると、
結構、やっちゃってませんか?
教えるということを職業にしていますが、
懇切丁寧の意味を違えてやってしまうと、結果、全く理解してなかったり、
かえってやる気をうばってしまったり、ということにもなりかねません。
塾や教室だと、丁寧に教えるのが仕事じゃないのか!と考えられるのが普通かもしれませんが、
実際のところは、それだけじゃないんですよね。。。
しばらく自力でやってみたい!という子もかなりの確率でいるものです。
「先生、待って!言わんといて!」
とよく言われますもん(笑)
大人に管理されて勉強を「させられる」子が、自主的に勉強できるようになるのかな。
自分の力で生きていくことができるようになるんだろうか?
成績は上がるだろうけど、、、ね。
子どもって、みんな、自分で学習していく力を持っています。
学習していくペースは人によって違うし、
何がきっかけで、わー!!と劇的に分かるということも違う。
もちろん、子ども一人一人によって、到達点も違う。
成績も大事だけど、それよりも、自分で自分の人生を歩む力を育むほうが大事。
親も先生も、「待つこと」「見守ること」が必要です。
これって、結構頑張らないとできないものですね。忍耐、というのでしょうか。
子どもは失敗したり、嫌になったりもします。放り出したい気持ちになることもあります。
そんな時に少し援助をするだけで、また子どもは前を向いて、歩いていける。
失敗に終わらせることなく、成功に向けて考え、努力し、
満足感を得ることで、自分の力で生きていくことができるのだと思います。
子どもが失敗しないように、前もって親が準備してあげると、
せっかくの学ぶチャンスを、親が奪っちゃう。
ピンチこそ学べるチャンス。
ちなみにとらおくんは、緊急事態には、戸をさっと開けれるようになりましたw
屋根の上から、部屋に入る時とか。。。
(うちの子は基本外出禁止なのですが、屋根の上だけは許可しているのです)
でも、家の中では「あ、開いてない。。。ま、ええか」と諦める確率高し・・・(爆)
まぁ、それもとらおくんのペースで。
*******************************
親業訓練一般講座 開講します!
2018年4月15日(日)9:30−11:30
2回目以降は、受講生と相談しながら組んでいきます。
第1回目は都合が悪いけど、受けたい!という方も
どうぞお気軽にご相談ください。
お問い合わせは、kumoko30@gmail.comまで
また親業訓練協会のウェブサイトからどうぞ!
https://www.oyagyo.or.jp/
*******************************
0コメント