新年度が始まって、早1ヶ月・・・はやーい・・・
ブログの更新も滞りがちで申し訳ありません。
さて、新たな講座も始まっております。
講座は全て同じ内容をお伝えしていきますが、
参加されるメンバーによって、化学変化が起きます。
とても興味深いです!
講座では、まず、子どもの行動を『行動の四角形』を使って整理していくことから始まります。
ここで、私が最近経験したことを。
4月になって、私がやっている英語教室も新学期を迎え、
新しいクラスでの学習が始まりました。
少子化で1学年1クラスの学校が多いこの地域、
うちの教室では毎年クラス替えがあり、学校・学年の枠を超えて、
新しい友だちと出会い、また再会もあったり。
また、学習項目の難易度が上がり、「わからん・・・覚えれん・・・」と呆然となる子もいます。
男の子なんて、特に、自分から来たくて来ている子なんてほとんどいないので、
(なんで英語勉強せないかんのじゃ!)と思いながらレッスンを受けている子もたくさん。
だからこそ、「来てみたら、まぁ楽しかったし、よかったわ!」と思えるようなレッスンになるよう
心がけています。
Aくんもそんな一人でした。
新学期になってから、ちょっと投げやり・・・。
「むずいっ。わからんっ」
「こんなん、テキトーにやってやるっ!」
その日は口をとがらせて、レッスン中によそ見。
学年が上がり、レベルが上がり、急に難しさを感じているのだと思います。
「Aくん、単語をみんなで練習する時、黙ってたら、
わかっとるんかわかってないか私がわからんけん、次に進みたいのに進めんで、困る!
ゲームも用意しとんのに、単語が言えんとゲームもできそうにないし、もうがっかりやわ・・・。」
そしたら
「ぼくな、今日、口がいたいんよ」
え、と見てみたら、口内炎。
新学期が始まって3週間。きっと彼なりにがんばって新学期を過ごして来たのでしょう。
口をとがらせてたのは、口内炎が気になるからなのでした。
「ああー、そうだったんじゃ。新学期始まって一生懸命やったけん、体が疲れとるんやな。
口内炎あったら、英語しゃべる時、日本語しゃべるときより痛いよなぁ。」
たったそれだけで、Aくんはその日のレッスン、いつもより積極的にこなし、
帰って行ったのでした。
ちょっとしたことでも、「ぼくの言いたいことがわかってもらえた」と思えたら、
子どもって自然とお勉強に向き合えるものなんですよね。
教える側も、勉強に素直に取り組めない理由がわかると、
じゃ、こうやってみるか!と違う方法でアプローチできたりね。
これもコミュニケーションがあってこそ。
子どもの行動を整理することで、違う側面がわかることがあります。
そこから、よりあたたかいコミュニケーションが生まれてくることもありますね。
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